お坊さんの独り言

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情緒のある人間

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you tubeの有難いことは

観たい映画のハイライトシーンや

昔懐かしの貴重な動画が視聴できることですね。

 

上記映画のような、

心の機微に触れる映像。

名演もさることながら、

今より庶民的だった昭和の時代は

生活そのものが人生ドラマだったと感じます。

駅売りの冷たい弁当と、手入れの熱いお茶

そんな日常の一コマが

人間らしい心を醸成していたと

思うのです。

 

店主が咥えタバコで

ラーメン出したら

ネットで炎上しかねない現代ですが、

スマートでマニュアル通りの接客が

必ずしも客の心を掴むとは言えないでしょう。

一杯のビールでさえ、

五臓六腑に染み渡る旨さに

見えてしまうのは、時代性では

ないでしょうか?

 

昭和を無条件には礼賛しませんが、

旧き良き時代を知る者が

次世代に伝えていきたいモノ・・・

それを自分なりの行動で

示していくことが、

情緒ある人間育成の方法では、

と考えています。