お坊さんの独り言

活動詳細はHP「妙法庵」で検索ください

2017-01-01から1年間の記事一覧

今年も一年、有難うございました!

ここ数年、お手伝いに来てくださる Mさんと久遠道場の大掃除を行いました。 やりだしたらキリがない 大掃除にヘトヘトになっていたので Mさんのご奉仕のお陰で大変助かりました。 玄関口に手作りの結界と正月飾りを付けて 準備OKです。 この一年間の学び…

「つちころび」にてお手伝い

甲州市にて野草講座を 開催している鶴岡さんの 会場兼お店「つちころび」の 環境整備に行ってきました。 月一回で私も学んでいます。 目の前に桃畑と富士山が 広がっています。 陽当たりが良くて、 一日中景色を見ていても 飽きないような 隠れ家的場所です…

クリスマス法話会

月例開催の山梨県法話会。 本年最後の会は、クリスマスでした。 宗教の枠を超えているので 仏教法話会の締めくくりは イエス様のお話になりました。 現代のマリア様といえる 宮城まり子さんの写真を 供えました。 車イスの少年に 微笑みかける表情を 見れば…

復興は終わっていない

所用で仙台へ向かいました。 JR常磐線で高萩駅から 仙台駅まで直通なのですが、 途中、福島原発の避難区域がある為 富岡駅までしか運行していません。 いわき駅まで電車で向かい、 駅前から高速バスに乗り換えて 福島県中通りを走行し 仙台駅へ向かいました…

ホーリーマザー・サーラダ―ディヴィー生誕祭

「近代インドの聖者・シュリ・ラーマクリシュナの妻。 ラーマクリシュナ存命中は献身的に支え、 ラーマクリシュナ逝去後は 家庭や世俗の義務を果たしながらも、 多くの人々の精神的・霊的な母として 奉仕の実践を通して 神の人生を送る。 故にホーリー・マザ…

毎日の祈り

身延の久遠道場滞在中は、 御廟所まで太鼓を叩いて お参りするのが早朝の日課です。 道場に戻る頃、陽が上り始め 朝焼けのグラデーションが 拝める日もあります。 朝参りでは御廟の他にも 祈りを捧げたい場所の 方角に向かって太鼓を叩きながら お題目を唱え…

摘み草講座

最近、野草の勉強を始めています。 昔のお坊さんは、野草や薬草の知識があり お寺や旅先で庶民に処方したり 識別法を教えて救済の一助としていました。 私は田舎育ちなのに、野草の名前一つ知らない。 大自然の足元について何も知らない事に 今更ながら愕然…

臘八お断食唱題修行

今年もおかげさまで お断食のご修行が 終わりました。 2キロほど痩せ、 体力も落ちていますが 外界の様々な風景が 普段と違ってみえる 意識の新鮮さを 感じています。 12月8日は お釈迦さまが悟りを開いた日と されています。 その8日までの約一週間、 …

追記です

年末ご多忙の中、 まことに恐縮ですが 久遠道場の大掃除を お手伝いしていただける方が いましたら、希望日時をお知らせ下さい。 仏具の掃除など細かい作業も あるため、一人でもお手があると 助かります。 当日のお昼ご飯は用意しますので ご奉仕の志ある方…

お知らせ

12月1日~8日まで ご修行に入るので、 お問い合わせ等の返信が できません。 日本山妙法寺青梅道場にて 恒例のお断食唱題修行に 行って参ります。 ご連絡等は8日以降に お願いいたします。合掌

甲斐市・月例法話会

妙法庵から6時間の距離を移動し、 山梨県甲斐市の法話会へ。 毎月最終月曜に開催中の 和やかな集いです。 午前中に有志で 市川三郷町の御仏舎利塔へ 参拝しました。 正面には富士山も拝める 絶景の場所です。 山梨県内には甲府市と小菅村にも 御仏舎利塔があ…

高萩市・妙法庵お会式法要

本年最後の妙法庵お経の会は 日蓮聖人様のご命日法要・お会式を お勤めしました。 前日は叔父の法事で 遠方から叔父叔母も参集していた為、 賑やかな法要となりました。 「強敵こそ、我が身を 成長させてくれる善き導き手」 という日蓮聖人のお言葉を引用さ…

仏教聖典

他県をまたいで 移動が多い日常を送っています。 宿に泊まっても 朝晩の読経と筋トレは 毎日のルーチンとして 欠かさないよう心がけています。 ちょっとでも怠けると、 筋力は落ちていくし、 読経の声もしぼんでいくからです。 周りの宿泊客に迷惑にならない…

JR塩山駅前の甘草屋敷

JR中央線塩山駅前に 「甘草屋敷」なる豪邸が一般公開されています。 甘草で富を得た豪農の屋敷で、 文化財指定を受けています。 入館料300円で甘草茶のお接待つき、 屋敷の説明もして下さいます。 前日に干し柿作りの ボランティアさん達が 吊るしてくださっ…

三回忌をお勤めして

たまに法事の依頼があり、 初対面の御霊に対して 供養のお経を唱える機会があります。 本日伺ったご法事は 48歳で亡くなった女性の三回忌。 ご主人と小学4年生の娘さんが 施主でした。 「こんにちは!」と、 はにかみながら挨拶してくれました。 父親の側…

イモ堀りとコーヒーと

茨城の実家にて サツマイモ堀りを 手伝いました。 紅はるか、焼き芋に美味しい品種です。 ねっとり甘い安納イモも 収穫しました。 すぐに食べられるのかと 思ったら、安納イモは 来年の2月位まで畑に埋めて 熟成させないと美味しくないとか。 紅はるかも、…

母のお供で七面山

ここ数年、秋になると母の希望で七面山登詣にお供しています。不肖の倅ですので、せめてもの親孝行の真似事です。 母は7回目の登詣、 今年も天候に恵まれ順調にお参りが叶いました。 山頂は1982mですが、七面大明神を祀る敬慎院はその下に建立されてい…

信仰をもって逝くこと

ご縁のあった方が亡くなりました。道場へお参り下さったり、他所でお茶会をご一緒したり数回の出会いでしたが、私にとって 忘れられない信仰の篤い方でした。 読経や法話後のお茶会で 目に涙を浮かべながら「こういう場が本当に嬉しいね」と周りの方々に優し…

建築家・安藤忠雄展『挑戦』

独学で建築を学び、 日本のみならず世界中に 斬新な建築作品を送り出す 安藤氏のエネルギーは多くの人を 魅了します。 東京大学での講演録、 『連戦連敗』(タイトルが挑戦的です!) を読んで以来、惹きつけられる先駆者です。 建築は暮らしの基礎、 それを物…

アド街ック天国・高萩編

www.tv-tokyo.co.jp テレビ東京の回し者ではないですが・・・ 妙法庵がある茨城県高萩市が 1時間番組で取り上げられます。 私の生まれ育った故郷でもあります。 連ドラ「ひよっこ」の舞台効果でしょうか、 北関東の田舎街・高萩の名を あちこちで目にします…

お師匠さまの来訪

「道」と名がつくものには必ず師匠が必要です。師匠に弟子入りして、 起居振る舞いを真似ながら道を学んでいき、基礎をつくりあげます。 仏道修行のお師匠さまが身延の道場に立ち寄って下さいました。師のお寺から独立して以後、今では年に数回しかお会いし…

私の好きな一枚

ねむの木学園を立ち上げた頃の 宮城まり子さんです。 言葉はなくとも、 伝わるものがあります。 www.youtube.com 「やさしくね やさしくね やさしいことは 強いのよ」 まり子さんは、 その言葉を 体現されています。

アド街ック天国・高萩

「柿の木に 一つ残りし 熟し柿」 中学時代、国語の先生が詠んだ自作です。 秋の句と思いきや、 「一つ残りし 熟し柿」なので 冬の句だそうです。 この時期になると思い出す一句です。 写真は妙法庵の渋柿。 父が幼少の時から 生っていたというので 樹齢70…

腎臓病を癒す瞑想

日本における腎臓病患者数は、 1300万人以上、8人に1人という高い割合です。腎機能が低下すると、人工透析に入りますが透析は患者さんにとって心身ともに 負担が大きい治療です。また、透析にかかる医療費も莫大な額にのぼることは周知の通りです。 茨…

日本ヴェーダンタ協会・カーリープージャ

近代インドの聖者・ラーマクリシュナの 普遍的な教えは宗教・宗派を超え 全世界に真理の光を伝えています。 その日本支部が逗子市にある協会です。 HPはこちら https://www.vedantajp.com/ あらゆる宗教を尊び、教えを乞う者には 門戸を開いています。 その…

ご出家の詩集

M上人様より頂いた詩集を 久しぶりに拝読、ここにその一編を 掲載させて頂きます。 先ずは、その巻頭言に記された先師の御言葉です。 「宗教は人間に礼拝を教えます。 他人を礼拝する事を教えざる宗教は 現代を救う宗教ではありません。 藤井日達」 「人生の…

南アルプス市・切子六角堂祭礼

日蓮宗では 幣束を祭壇に祀り、 神仏を招来する儀礼があります。 明治の廃仏毀釈まで、 神道と仏教は互いに影響しあい 時には融合して、民衆に浸透してきました。 神道の幣束を仏教が取り入れたのも その流れといえます。 山梨県南アルプス市の 六角堂祭礼は…

宮沢賢治著 『オツベルと象』

耳で聴く名作、 朗読CDにて宮沢賢治の童話に 触れました。 彼の作品は擬音が多用されているので 朗読で触れると味わいが増します。 この作品をブラック企業と 新入社員に重ねて考察したブログ、 添付させていただきます。 marunanahoshi.hatenablog.com 疲労…

日蓮聖人736遠忌

1282年(弘安5年)10月13日、 午前8時頃ご入滅、聖寿61歳。 (今年の暦では11月30日に正当) 『立正安国論』の冒頭は 骸骨、路に満てり・・ と鎌倉時代の惨状描写から始まります。 日本人の10人に3人が 命を落としたという状況、 先の第2次…

お墓参り

私が20代の頃、 住み込みでお世話になった 師匠のお寺は駆け込み寺でした。 様々な事情のある方々が お寺で共同生活をし、 時が経てば去って行きました。 Yさんは家庭の事情で故郷を離れ、 70歳を過ぎた年齢で お寺に住み込んだ、 忘れられない男性です…