お坊さんの独り言

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ひとり稲作・収穫前


ご覧のように

雀除けの守護神?も

元気に舞い上がっています。

田植えから4か月弱、

追肥を加えず、いもち病の防除剤を

散布せずとも元気に成長してくれました。

 

作業前には必ず、

お題目の守護柱に南無妙法蓮華経と唱え

田んぼの稲たちにもお題目を三唱します。

祈りと労働はワンセットだと感じています。

 

仏道修行では作務(お掃除)を

重要な課目として捉え、掃除三昧に励みます。
それは身体を通して仏法(真理)を
体得していく為です。
知識ばかりの頭でっかちにならない為です。
肉体労働を通して、大いなる智慧を身につける為です。

 

祈りばかりでは地に足の着かない
理想論者になってしまう。
スピリチュアル系、と呼ばれる分野が
陥りやすいのです。

一方、祈りを軽視した生き方、
宗教を迷信の道具として軽く捉えている考え、
祈りを欠いた労働、経済活動ばかりでも
働く意味・生きる意味を見失って
必ず行き詰まってしまいます。
祈りとは、感謝と謙虚さを忘れない行為です。

 

そこに本当の意味で
「働く」喜びが見いだせるのでは?
と妙なる稲たちを見ながら感じています。