お坊さんの独り言

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田植えが終わって

今年も田植えが終わり

先ずは一息ついております。

田植えと稲刈りは生産法人の方に

頼んでいるのですが、

それでもやること多いのが

農作業ですね。

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ラクターでの耕作作業から

始まり、

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水路掃除と流れの確認。

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田畑耕していると時折、

ビー玉が出てきます。

以前から何故?でしたが

どうやら昔の子供たちが遊んで

捨てたビー玉が出土してきたようです。

私が遊んだビー玉ではないので

父が子供時代の物でしょう。

洗浄すると輝きを戻して

とても貴重なビー玉に感じられます。

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水を張った後に

代掻きといって耕運します。

仕上げに水平にするのですが

今年は手こずりました。

不器用な私のやることなので

あちこち盛り上がった個所が多く

泥をすくっては寄せる作業に

心が折れそうになりました。

 

農作業は、地道な重労働が多く

お百姓さんの忍耐力は

こういったところから培われるんだな、

と実感した次第です。

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苗も法人に依頼しています。

以前は父が苗も育て

植えていました。

お風呂に種もみを浸したり、

手間をかけて大切に苗を

育てていました。

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機械植えでも抜けてしまう

箇所があります。

その場所を補う為

手作業で植え付けていきます。

腰にくる作業ですが、大地と手と苗が

一体になる瞬間でもあります。

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田植え終了後には

法華経のお経文に出てくる

苗の個所を写経した

御守護の幣束を立てました。

早苗に向かって

お題目を唱えます。

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神棚には早苗を奉納しました。

日本人にとって

お米は時に神様であり、仏様です。

農作業は作物を育むと同時に

害虫など生き物の命を

奪う行為でもあるので

真摯な祈りは

欠かすことができません。

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田植え後は

早苗と共に湧き育つ

幾多の草との競争になります。

除草作業の開始、

今年の妙法庵米をお楽しみに!