お坊さんの独り言

活動詳細はHP「妙法庵」で検索ください

ホーリーマザー・サーラダ―ディヴィー生誕祭

f:id:myohouan:20171218160201j:plain

「近代インドの聖者・シュリ・ラーマクリシュナの妻。

 ラーマクリシュナ存命中は献身的に支え、

 ラーマクリシュナ逝去後は

 家庭や世俗の義務を果たしながらも、

 多くの人々の精神的・霊的な母として

 奉仕の実践を通して

 神の人生を送る。

 故にホーリー・マザーの異名をもつ」

 

逗子市にある日本ベーダンタ協会にて

祭典が行われ参詣しました。

ベーダンタ協会のHPはこちらです

https://www.vedantajp.com/

 

午前の部は協会の住職であられる

マハラジによって法要が営まれ、

午後の部はマザーの教えを

解りやすく解説して下さいました。

f:id:myohouan:20171218161638j:plain

 

マザーの教えは

ご自身の実践に

基づいたものですから

宗教の枠を超えた普遍性があります。

f:id:myohouan:20171218161918j:plain

「他人の中に欠点を見ると、

 まず自分の心が汚れるのです。

 他人の欠点を見出して

 なんの得るところがありますか。

 自分自身を傷つけるだけです。

 世界中を自分のものとしなさい。

 誰一人として、他人はいないのです。」

 

「人は仕事をしなくてはいけません。

 仕事は心を堕落から救います。

 同時に神への祈りと瞑想も必要です。」

 

 

f:id:myohouan:20171218163433j:plain

信者の方々による

賛歌もありました。

信仰の情熱が歌にも

現れます。

 

マハラジの法話にこうありました。

「豪勢な寺院の中で

 拝んでいても、

 心が散漫で、堕落した想いを

 抱いているのならば、そこは地獄である。

 

 たとえ、世間から忌み嫌われるような

 場所で拝んでいても、

 純粋な心で神を求め、真理を熱望するなら

 そこは浄土である。」

 

 私がベーダンタ協会に

 参詣する理由がここにあります。

 宗派は違えども、協会には

 純粋に道を求め、サンガとしての

 規律ある信仰様式があるからです。

 本物は美しい。その一点につきます。

 

f:id:myohouan:20171218164525j:plain

 信者さん手作りの

 美味しいインド料理が

 断食明けで栄養不足の肉体に

 ありがたい滋養となりました。