妙法庵は開堂15周年を迎えました。
これまでお参りに来て下さった皆様に
この場をお借りして御礼申し上げます!
「建物は小さく、志は大きく」をモットーに
「宗派の違い・信仰の有無を問わず」
心安らぐ集いを目指して参りました。
次回で100回目の開催となります。
令和元年、初めての法話会は、
満月の日・お釈迦様ウエサーク祭の吉祥日と
重なりました。
今回は、東京より日本山妙法寺の牧野御上人様を
お迎えして、法話を拝聴しました。
私は10年以上のお付き合いをさせて頂いており、
毎年のお断食修行や、国内・海外の行脚でも
ご一緒させて頂くお坊様です。
妙法庵のご信者さんが病により
片足を失いました。
苦悩の中、現実を受け入れ頑張っておられる
ご本人はもとより、ご家族にも
何とか元気を出して頂きたいと思い、
牧野御上人様をお招きした次第です。
何故なら、御上人様も事故で
片足を失いながら、ご修行に励んでおられるからです。
一期一会の真剣勝負。
飾ることなく、構えることなく、
ご自身の腹の底から会得した
「本当のいのち」について
直球の言葉で熱く語って下さいました。
お言葉を書いて欲しいとの要望から
色紙にお題目を認める御上人様。
お茶会でも話に花が咲きました。
御上人様の気力・迫力に感化されたように
参詣の皆さんも、それぞれが抱える悩みや苦しみを
打ち明け語り合う場面が多くみられました。
主催の私としては、嬉しい展開でした。
帰り際には、お坊様のお墓参りへ
ご案内しました。
日蓮聖人の直弟子で、布教活動中に
暴漢に遭い殉教されたお坊様です。
殉教されたお坊様のお墓があります。
江戸時代、日立市周辺を布教活動中に
暴漢によって殉教された日冬上人のお墓。
昭和の時期に、お墓近くで高速道路工事が始まり
墓石が粗末に扱われた事があったそうです。
その直後にケガや事後が相次ぎ、
お墓をきちんと祀りなおしたら収まったそうです。
近隣住民が今でも大切にお護りされています。
ともあれ、ありがたい時間を過ごさせて頂きました。
次回の妙法庵法話会は、8月11日開催、
お盆の供養会と
暑気祓いのお灸を据える祈祷・ほうろく祈祷会です。
事前予約制ですが、
どなたでもお気軽にご参加下さい。
5月27日午後1時半からとなります。
こちらもお気軽にご参加ください。
心安らいで笑顔になれる集いです。