身延の釈迦牟尼堂へ
参拝させて頂きました。
江戸時代の名僧・日臨上人様が
ご修行された山深い土地に
建立されています。
釈迦牟尼堂のご住職は
昭和の名僧・日高白象上人様です。
学問と修行に長けたばかりでなく、
ほとばしる法華経の信仰を保ち、
久遠のお釈迦様に対する渇仰恋慕を
抱いて布教されたお坊様でした。
行年59歳、早すぎるご生涯でした。
『久遠の本仏』『自我偈随想』など
名著を残されています。
広く世間に知られたお坊様ではないですが
法華経のお坊様として、これほどの人物が
世の中に知られていないのは
とても残念に感じます。
今回、念願叶ってお墓参りを
させていただきました。
身延、東京、そして故郷の福岡に
道場を構え、布教活動をされていたそうです。
私自身が見習いたい活動方針です。
本物ほど世に知られず、評価も少ない。
これは洋の東西を問わず、偉人と呼ばれる者の
宿命かもしれません。
だからこそ、一隅を照らす生き方を実践する
人物に出会い、触れ合うことの尊さは
今生最高の喜びかもしれません。
今回の仏縁をつくって下さった
周りの方々に深く感謝申し上げる次第です。