本日は、49日忌法要を墓前にて
勤めました。
当初は、諸事情により
喪主様の意向で
49日忌法要は行わない予定でした。
私も法要の強制は出来ませんが
気になる故人様だったので
道場の御宝前に小さな卒塔婆を供え
毎朝読み上げ供養を営んでおりました。
49日の忌日が近づく頃、
喪主様から連絡があり
お戒名の希望と墓前での
法要を依頼され本日に至った次第です。
台風の心配もなく、
爽やかな秋晴れの中、
参列の皆さんに御経本を配り
一緒に読経して頂いて供養を勤めました。
喪主様いわく、
お戒名を彫った本位牌が
出来上がった日、
家の中に居たのに
頬へ雨粒が一滴
落ちてきた感触があったそうです。
故人様の安堵の涙かな、
と感じたそうです。
私も本当に安心しましたし、
どのような形であれ、
49日忌という大事な節目を
ご家族揃って迎えられ
良かったと思います。
墓前からの帰り道、
広い霊園を運転していたら
「御仏舎利塔」との看板が!
小さな御仏舎利塔が存在する、と
日本山の御上人様から聞いたことが
あり、以前から探していたのです。
見上げると、太平洋を見下ろす
高台に御影石の立派な
御仏舎利塔が湧現しておりました。
記念碑には
昭和39年、インド・ネルー首相より
贈られたとの記載。
一つも無い、と残念に感じていただけに
胸が小躍りする感動を覚えました。
お釈迦さまの御仏舎利を祀る
仏塔は、平和の生命体でもあります。
単なる建造物ではありません。
そこには、お釈迦さまの
永遠なる生命が宿り、
世界を護る神通力が働いているのです。
ちなみに写真の光シャワー、
自然発光で加工しておりません。
持参していた太鼓を打ち鳴らし
お題目を高らかにお唱えしました。
不思議な出会いです。
49日忌を迎えた故人様の
墓参が縁で御仏舎利塔を発見し、
移動の車中では、日本山の御上人様が
講演したCDを拝聴していたところでした。
常々、感じていることですが
良きアンテナを張り巡らしていると
良きご縁と繋がります。
恐れや不安のアンテナを張っていると
そういう場面と繋がります。
死者に助けられ、
死者に支えていただき、
今を生きている。
そんな事を感じる出来事でした。