お坊さんの独り言

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1泊2日七面山登詣

ご信者さんのお声かけにより、

東京・神奈川・山梨から集まった

6名の仏縁ある方々と共に

参詣が実現しました。

山梨県早川町にある1982mの霊山、

法華経守護の龍神・七面大明神が鎮座する御山です。

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信仰の霊山なので、

太鼓を叩きながら

お題目を唱えて

50丁の参道を登ります。

 

今回の登詣を記念して

うちわ太鼓と行衣を

購入したご夫婦と

お仕事スタッフの方、

数年ぶりに登詣する方々、

皆さんそれぞれの想いを抱きながら

滝のような汗を流して登りました。

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途中休憩させていただく

お寺・坊では、まだ紫陽花が咲いていました。

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約4時間半ほどかけて、

お寺の山門に到着。

私の経験上、山門到着の際には

いつも不思議な自然現象が

起こるのですが、

今回は光のカーテンが現れました。

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登山中はミスト状の靄だったのに

到着した途端、山門の天上から

スーッと光が差し込み、

七面大明神が我々を

歓迎して下さいました。

 

光のカーテンを浴びながら、

山門をくぐって振り返ると、

光明はスッと消えていました・・。

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敬慎院到着、

山上にこれだけの神殿を

造り上げた先人の艱難辛苦に

頭が下がる思いです。

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お寺の裏に広がる一の池。

大明神が鎮座する神域だそうです。

到着後、早速お風呂で汗を流し

精進の夕食を頂きます。

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みんなで頂くご飯は

格別の美味しさです。

皆さん、モリモリと頂きました。

夕食後、お開帳と夜の勤行になります。

静寂な神域でのお勤めは、

心身が清まり、足腰のきしみも忘れて

背筋が伸びます。

 

翌朝のご来光は、霧のため

あいにくでしたが、

今回は山門での

光のカーテンが

我々にとって一番のご来光でした。

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登り始めから靴底がはがれ、

紐で縛りテープで養生しながら

登り切った女性の方。

下山時には、

スリッパ状態になりながら

無事到着することが出来ました。

これもひとえにご加護、

ここまで履ききれば

靴も本望でしょう。

 

最後は身延ご廟所へ

お礼参りをして

解散となりました。

 

いつの日か、

こうしてご縁ある

他県の方々が一緒になって

七面山登詣したいと

願っておりました。

 

時機到来し、

お題目様を唱える者同士が

仏縁で集い、

上も下もなく

みんなが笑顔で

気持ちよく

和やかにお参りできたこと、

本当に感謝しております。