お坊さんの独り言

活動詳細はHP「妙法庵」で検索ください

真心の供養

49日忌に当たる当日、妙法庵にて

お経を上げて欲しいと他県から

ご夫妻がお越しになりました。

 

亡くなったのは叔母様、

ご夫妻は甥っ子に当たります。

喪主は別な親族なのですが

葬儀は行なわず、

火葬場で荼毘に付しただけなので

心残りがあったようです。

 

叔母様の好きだったお寿司や

サンドイッチを持参して供え、

一緒にお経を上げ

供養を行いました。

独身だった叔母様の為に

生前も色々とお世話をされ、

交流を続けていたそうです。

『葬儀をしてもらえなかった

叔母の無念も晴れたと思います。

有難うございました』

と、ご夫妻は安堵の表情を

浮かべ帰られました。

 

葬儀や法事を不要とする

ご家庭には、それぞれの考えや

事情があります。

やらない理由も色々お聞きしますが、

言い訳?が見え隠れする

ケースも案外多いものです。

 

貴重な休日を、遠路他県から

お金と労力を使って

親でもない叔母様の供養の為に

お越し下さった甥っ子さんご夫妻。

頭が下がる想いと共に

供養について考える

出来事でもありました。

 

 

 

復興ぞうきん

東日本大震災で被災した

岩手県の方々がタオルを縫って

ぞうきんにした支援プロジェクトです。

縫い手さんの居住地とお名前、

メッセージが手書きで記されています。

刺繍付きで、ぞうきんとして使うには

勿体ないくらいです。

購入金の一部が縫い手さんの

収入になるので、直接届く支援として

とても良いと思います。

 

私は毎年購入させて頂き、

3月のお彼岸法要で皆さんに

配っております。

 

注文すると通信文が同封されており

活動状況などを知ることができます。

今回は石川県の方々への支援など

新たな活動が記されてありました。

 

復興ぞうきんを通して

石川県の方々へも支援が繋がります。

サークルや団体活動での

返礼品や御品として

ご活用は如何でしょうか。

 

お寺さんは行事で檀家さんに

御品物を配ることも多いと思います。

復興ぞうきんを御品として

活用しては如何でしょうか。

目に見える支援として、

被災地の現状を知る一つの方法として

検討くださると有難いです。

 

震災13年慰霊行脚

3月11日で大震災から13年、

14回忌を迎えます。

今年も高萩市から福島県いわき市まで

うちわ太鼓を叩き、お題目を唱えながら

震災慰霊と地域の安寧を祈って歩きます。

途中、各所で読経供養を行いながら

8時間ほど歩きます。

若干、速度を上げて歩きますが

一緒にお題目を唱えながら

歩きたい方は事前にご連絡ください。合掌

 

神奈川・新年祝祷会

各地でお経会を開催していますが

それぞれに特色があり、

雰囲気も違います。

神奈川お経会は、

『篤い法華経信仰』の集りです。

 

今回も事前に休みをとったり、

お仕事を中断して来たり、

お身体の不調にも負ける事なく、

皆さん万難を排して参詣され

ました。

それは、この集いに喜びを

感じて下さるからです。

何事も、喜びがないと続きませんね。

 

新年のお経、お題目を唱え

お加持祈祷を受け、

私の拙い法話を聞いて頂き、

円座になってのお茶っこ会。

賑やかに楽しいひとときと

なりました。

 

いつも参加して下さる

人気者ワンコちゃん、

みんなに癒しを振り撒いて

くれます。

 

今回のお布施一部も

震災地に寄付させて

頂きます。

次回は春のお彼岸法要です。

 

教えの法門は普く平等に

開いています。

その門をくぐるか、

拒否するかは、あなた次第です。合掌

 

 

 

 

 

 

 

妙法庵・新年祝祷会

28日に開催した年始めの信行会、

この日は大安・一粒万倍日・神吉日と

吉祥が重なり、冬晴れにも恵まれ

多くの皆さんが初参りに来られました。

床の間には境内の蝋梅を活け、

歳神さまをお迎えしました。

 

何かと心落ち着かない日々ですから

お経の前に、簡単ヨーガで呼吸と心を

調えてみました。

ゆっくりと呼吸に合わせて

手の上げ下ろし、

これだけで「今ここに」集中できて、

心が落ち着きます。

誰でもどこでも出来る、

おススメのポーズです。

 

お経の後は、皆さんのお供えを

下げて、みんなでワイワイと茶話会です。

お互い久しぶりにお顔を合わせて、

楽しいひとときでした。

 

恒例の福引きも行い

皆さんで福を分け合って、

妙法庵の一年がスタートしました。

 

今回、皆さんからお預かりした

お布施の一部は

石川県の被災地に寄付させて頂きます。

次回は、三月のお彼岸法要です。

どうぞ、お誘いあわせ

御参詣ください。

山梨・新年祈祷会

現在は年2回の開催となった為、

久しぶりに山梨の皆さんと

お顔を合わす集いとなりました。

皆さんも久々の再会に

笑顔がこぼれ、会話も弾みました。

 

「会うは別れのはじまり」

という言葉がありますが、

10年近く参加下さったKさんが

お仕事の関係で山梨を離れる事になり

この日が一つの区切りとなりました。

 

祈祷法要の後、

御手紙を皆さんの前で

読んで下さいました。

 

Kさんは縁も所縁もない山梨県

移住してから、ご縁を受けて

この法話会に参加するようになり、

身延山や当時私が居住していた

道場にも足繫く参詣して下さいました。

気さくな人柄で、法話会の皆さんとも

笑顔で打ち解け、良き法友(仲間)で

ありました。


お一人お一人に

配られた自筆付きのお菓子です。

感慨深くKさんの姿を見つめ、

新天地での多幸を願いました。

 

こうして皆さんの気持ちが

集まって、場を醸し出す山梨法話会。

皆さん、笑顔で帰って下さいますが

私自身も毎回たくさんの元気と至福を

頂いております。

 

場所を提供くださる主さんをはじめ、

毎回お茶やコーヒーを持参くださる方、

参加の皆さん、陰で支援くださる様々な方々に

篤く感謝して、今後に繋げていきたいと

思っています。

今回、参加お布施の一部は

石川県震災地に寄付させて頂きます。