本年締めのお経と法話の会。
皆さんが沢山のお供え物と
報恩の卒塔婆を建て、
日蓮聖人の御命日を偲びました。
皆さん、それぞれの環境から
一所に集まり、共に法華経やお題目を
唱える貴重な集いです。
年齢・性別・立場は
まったく関係なし、
共に集い、仏法に触れる
喜び、歓喜を体感する会です。
今年も一年間、
万難を排してお集まり下さり
本当に有難うございました。
来年は一月の初祈祷会となります。
皆さんの篤い信仰心で
更に盛り上げて参りましょう。
ニュースで歌舞伎町の悪質ホスト対策を
観ていたら、懐かしい方が出演されておりました。
御存じの方も多いと思いますが
長年、新宿歌舞伎町で
「駆け込み寺」を運営されておられる
玄秀盛さん。
詳細は検索してみて下さい。
本当に頭の下がる活動です。
私も20年ほど前、歌舞伎町の事務所に
伺った事があります。
当時、師匠寺に起居していましたが
同じように「駆け込み寺」として
悩める方々を預かる事がありました。
人を預かるというのは様々な苦労が
伴います。
私自身、生活を共にする中で
実に多くのトラブルや無力感を
体験していたので、玄さんの活動について
関心と共感をもっておりました。
お話を伺った際に
本へサインして頂きました。
「一日一生」とは、
玄さんの師匠である
酒井大阿闍梨様のお言葉です。
玄さんは天台宗で得度されております。
短い時間でしたが、
実り多きお話を
伺えました。
歌舞伎町の修羅場で
多くの人々を救ってきた
実践に裏打ちされた言葉には、
一文の無駄も理想論も
ありません。
「鈴木さんなあ、
せっかく来てくれたんだから
組織を成功させる秘訣を教えたるわ」
と言って、数枚のレジメを頂戴しました。
タイトルに
『組織は体力・知力・魅力で成功する』
とありました。
20年ぶりにテレビで拝見した
お顔は、あの時と同じ
活力と魅力に溢れていました。
僧侶の道に入って28年、
あらゆる分野の「師」を訪ね歩き、
お話を伺い、時に行動を共にさせて
頂いて参りました。
それが現在、私の血肉となり、
活動の基礎となっています。
どれだけ実践できているか、
社会に還元できているか、
甚だ心許ない事ばかりですが
先師に倣って、
前進あるのみの今日です。
紛争地での活動に頭が下がります。
毎月、些少ですが私も支援を
させて頂いております。
一刻も早い停止を願い、
署名のアドレスを下記に
添付致します。
今秋も七面山へ登詣して
参りました。
先ずは、日蓮聖人御廟所へご挨拶。
幾人もの知人とバッタリ再会、
信仰は仏縁へ導く力があると
実感した再会でした。
母を連れての七面山は
今年で12回目となります。
50丁、1700mの山道を
お題目を唱えながら登りました。
道中には富士山。
四時間かけて
敬慎院の山門に到着。
龍神様が棲むという
本堂裏手の一ノ池。
本堂にて七面大明神の
お開帳参拝。
今までの参拝の中で
一番ニコニコ笑っている
尊顔でした。
二ノ池にある石碑。
そして奥の院へ参篭。
脚の疲れと山頂の冷えを
癒すお風呂を頂き、
精進の夕食。
格別な御神酒が身体の芯まで
温めてくれます。
翌朝、10月24日6時のご来光。
気温6度、前日は零度を下回ったそうです。
奥の院の山門を出立する時、
野生のシカが見送ってくれました。
こんな事は初めての経験でした。
3時間かけて下山後、
お萬様の滝へ御礼参り。
今年も有難い参拝が叶いました。
10月13日は
日蓮聖人の742遠忌ご命日でした。
旧暦ですから、
今年のカレンダーでは
11月25日に当たります。
61年のご生涯を閉じられた地、
池上本門寺へ数年ぶりに
お参りしました。
ご命日を『お会式』と呼び
全国の日蓮宗寺院では
厳かな法要が営まれます。
妙法庵でも法要を営みますが、
大切な事は
日蓮聖人を崇め奉るのではなく、
その志を倣い実行する事だと
思うのです。
今年の13日は金曜日でした。
牧野御上人様は毎週金曜日、
国会議事堂前で二時間の
唱題ご祈念を勤めておられます。
雨の日も雪の日も、
10年以上継続されておられます。
本門寺参拝の後、
私もご祈念に参加させて
頂きました。
街頭に立ち、
大音声でお題目を叫びながら
700年前の日蓮聖人に
想いを馳せました。