お坊さんの独り言

活動詳細はHP「妙法庵」で検索ください

茨城と山梨の法話会

茨城県・妙法庵と

山梨県・久遠道場を拠点に

往復700キロの道程を

行ったり来たりの日常です。

 

新年最初の法話会を

両県で開催しました。

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足を運んで

共にお題目を唱えてくださる

皆さんに感謝感謝です。

帰路の途中、赤浜海岸に

立ち寄りました。

万葉集にも詠われた

白砂清松の海岸線が続きます。

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高萩には日本初の

宇宙通信衛星所があり、

ケネディ大統領暗殺を

真っ先に伝えた場所として知られています。

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妙法庵法話会の後は

山梨県甲斐市の月例法話会へ。

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平日の午後開催なので

主婦の方が多いのですが

こうして仏縁に触れて頂けることは

有難いことです。

お菓子を持ち寄っての

お茶会も話に花が咲きます。

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1月の法話会では

大寒に汲んだ寒水をお配りしています。

純度が高いので健康にも良い清水です。

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信仰の有無を問わず

強制も勧誘もない集いですので

興味のある方は

お気軽にご参加ください。

 

 

 

 

 

 

摘み草講座・みそ作り

塩山市にある「摘み草のお店・つちころび」さんにて

四季の講座・冬編を受講しました。

今回は、甲州みそ作り。

塩山の伝統栽培・甘草を混ぜ

数種類の野草のエキスも練りこんだ

甘草みそです。

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左上が甘草、砂糖50倍の甘味です。

右下2番目はまこも。浄化作用があります、

その他はヨモギナズナ、カキドオシなど。

 

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大豆100キロが炊ける

大釜で4時間ほど豆を煮ます。

その煮汁を「呉汁」ごじる、といって

味噌にも混ぜ込ました。

呉汁を昼食のほうとうの汁にしたら

出汁がとても美味しかったです。

 

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七草粥は土鍋が一番。

 

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炊きあがった大豆は

足で踏み踏みして

アッという間に潰れます。

それぞれ2キロづつ、持ち帰り

熟成の1年後が楽しみですが

3年後くらいがお味が良いとか。

 

簡単に誰でも出来る自然の恵み、

食の自給について

楽しみながら生活に

取り入れていきたいですね。

 

 

山梨の小正月

山梨と茨城を拠点に活動していますが

山梨での滞在も6年目を迎えます。

山梨に来て初めて知ったのが

小正月の「おやなぎ飾り」

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辻の道祖神の前に

柳の枝のように垂れた

竹を吊るし、五色の幣束を

飾ります。「おやなぎさん」とも呼ばれます。

 

身延町甲州市など、県内各地で

みられる風物詩です。

地域の方々が伝統を絶やさずに

行事を続ける姿勢に

心がほっこりします。

ちなみに道祖神信仰が篤いのは

山梨・長野・群馬だとか。

 

また、家庭では柳の枝に

色餅をつけた繭玉を飾りますが、

一緒に縁起物でこのようなモノを

吊るします。

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身延町のスーパーで

150円で売ってました。

県内では、どんと焼き用の紅白餅も売ってます。

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伝統を絶やすのは簡単です。

一度、絶やしたら復活は

相当のエネルギーが必要です。

多少の面倒があっても

このような伝統行事を継続している地域は

災害からも守られるような気がいたします。

各地に伝わる伝統行事には、

必ず神仏に関わっているので

大切に継承していきたいものです。

新年祈祷会のお知らせ

早いもので明日は七草。

今日は新月に加えて、

部分日食が見られる日ですね。

今年一年のご加護を祈って

初祈祷会のお知らせです。

 

1月26日(土)午後2時より

高萩市・妙法庵にて開催します。

恒例の福引もあります。

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1月28日(月)午後1時半より

甲斐市のサロンにて開催します。

茶話会も楽しい集いです。

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新年の御札・特製お守りをご希望の方は

早めにご連絡ください。

当日参加できない方は

衣類を送ってくだされば

加持祈祷して返送致します。

幸多き一年をお迎えください。合掌

 

 

新年です!

ご覧の皆さま、

明けましておめでとうございます!

喪中の方は、寒中お見舞いと

本年の幸多きことを祈念申し上げます。

皆さまにとって、調和のとれた

平和な一年でありますように。

 

私は山梨での所用が多く、

新年は身延で過ごしました。

年越し零時は、

久遠道場で太鼓を叩きながら

お題目と共に迎えました。

 

ご来光は市川三郷町にある

お釈迦様の御舎利を祀る

仏舎利塔へ。

正面に望む富士山から

まばゆいご来光を拝しました。

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その後は、日蓮聖人のご廟所へ詣で

新年のご挨拶と読経。

身延山も多くの参詣者で賑わっていました。

道場にて新年のお経を上げた後は、

休む間もなく、七面山へ。

 

晦日から登っている方々も

多く、登り道でも多くの下山者に

お会いしました。

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標高1982m、2時間半かけて

到着しました。

 

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今回は奥の院の宿坊へ宿泊、

毎回のことながら、精進のお食事が

とても美味しいのです。

9時に消灯し、2日の朝は6時からお経の勤行。

そして6時50分、

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本堂正面から望む

神秘的なほど美しい

ご来光と富士山です。

気温はマイナス6度でした。

 

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別当さん(ご住職)の朝の法話

「あなたの歩む道の後が

 ゴミになるのではなく、

 世の光となるように

 生きてください」

 とありました。

私もそうありたい、

と胸に響いた言葉です。

 

明治のキリスト者内村鑑三氏の

言葉を思い出しました。

「どれだけ多くの金を稼いでも、

 どれだけ大規模な事業を成しても、

 どれだけ立派な文学を著しても、

 それを成した人の人生に比べれば

 小さいものです。

 本当に素晴らしいのは、

 その人が起こしてきた人生そのもの、

 失望や逆境や不幸の中でも諦めず

 耐えて成しえた、その人が生きた軌跡、

 それこそが「後世への最大遺物」なのです。」

 

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境内は

元旦の夜にうっすらと雪化粧していました。

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本社の脇にある一の池は

厚い氷が張り、更にパウダースノー状態でした。

 

皆さんの歩まれるこの一年も、

世の光となりますように。

神仏への敬虔なる想いを

お題目の声に表して

共に精進して参りましょう!合掌

 

 

 

元旦参拝のお知らせ

いよいよ年の瀬、

皆さん、大掃除は

お済でしょうか?

こちらは高萩・妙法庵の

大掃除を上旬に済ませ、

身延・久遠道場も

やっとこさ終えて

新年を待つばかりとなりました。

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今年も汚れ落としに

重曹が大活躍、

安心して使えるし

気持ちいいほど落ちるので

毎回重宝しています。

 

さて、恒例行事となっている

元旦のご来光参拝と七面山登詣の

ご案内です。

元旦6時、市川三郷町にある

仏舎利塔に参拝して

正面に望む富士山からのご来光を

拝みます。

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その後は身延山に移動して

日蓮聖人のご廟所に参拝、

車で移動した後に

七面山に登り、奥の院に宿泊して

2日のご来光を山頂より拝みます。

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早朝の寒気を感動が上回り、

気持ちが引き締まる参拝です。

 

ギリギリの告知になりましたが

どちらか一方だけでも参詣したい方がいれば

ご一報ください。

ご来光に向かってお題目を唱え

パワー全開の新年をスタートしましょう!

 

山梨・クリスマス法話会

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本年最後、

今はやりの言葉で言えば

「平成最後」のクリスマス法話会を

開催しました。

 

神の子・イエスの元に三人の博士が

貢物を捧げている絵図を

曼荼羅本尊の前に供えて

皆さんとお経を唱えました。

 

今回の法話は、

神の愛を体現した

二人の女性について

お伝えしました。

 

一人はハンセン氏病患者に

寄り添った精神科医神谷美恵子氏。

もう一人は、「国境なき医師団」の

看護師として、シリアなどの激戦地で

医療活動を行っている白川優子氏。

著名なお二人ですが、初めて知った方は

ネットなどでお調べください。

 

今回は少ない参加者でしたが、

読経後のお茶会では

日が暮れるまで

様々な話に花が咲きました。

 

平成31年最初の法話会は

1月28日午後1時半より

新年初祈祷会です。

新年の御守り・木札も授与いたします。

遠方で参加できない方は

衣類を送ってくだされば

ご祈祷して返送しますので、

ご希望であれば事前にご連絡ください。

尚、茨城県妙法庵での新年祈祷会は

1月26日午後2時より開催します。

 

山梨県の参加者の皆さん、

今年も一年、法話会にご参加

誠に有難うございました。合掌