お坊さんの独り言

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朝倉さや『ソーラン節』

金足農の健闘で

 

熱く沸いた東北。

勢いに乗っかり、

山形県発、民謡日本一のボーカリスト

朝倉さやさんの紹介です。

様々な民謡をアレンジして歌い上げる

圧巻の歌姫、

『ソーラン節』もカッコよく変化しました!

新しい世代の活躍は

新鮮な刺激を受けますね。

 

 

 

虹の甲子園

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第100回大会決勝戦

高校野球に関心が薄い私ですが、

今回の決勝戦だけは

テレビにかじりついて

観戦しました。

いやー、両校とも素晴らしかった!

選手を見ながら、もらい泣きしました。

平成最後の甲子園、

記録的な猛暑の中、

おそらく歴史に残る

好大会だったのではないでしょうか?

 

上記の写真にある通り、

閉会式には虹がかかったそうです。

天の祝福でしょうか!

お経の「諸仏歓喜」という言葉を

思い出しました。

 

勇猛邁進した選手たちに

日本国中から感動の拍手が

送られた夏の甲子園でした。

 

 

 

 

 

8月お断食修行会

山梨県内から参加された女性と
2日間ご修行を勤めました。
初日のお昼ご飯後は、翌日のお昼まで
食べることを止め、水分補給のみで過ごします。
唱題修行や瞑想、写経やヨガ、オイルマッサージで
心身を浄化し、充実した2日間を過ごしました。

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今回参加された方も修行を通じて
真摯にご自身と向きあっておりました。
 
修行と云うと大そうなイメージを感じますが、
この修行会は、自然のリズムに沿って
自己本来の生命力を活性化することに
主眼を置きます。

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修行という非日常を体験する中で
ご自身が握りしめて離すことが出来ない
「苦しみ」「悲しみ」を
手放して浄化していく、
その作業をこの身延山という聖地で
行っているようにお見受けします。
 
ひたむきに取り組む
誠実なお姿と、来し方のお話を伺うことで
私自身も浄められるような感動を
毎回感じているのです。

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感想を寄せていただきました。
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初めての断食会参加だったため、
緊張と若干の不安の中、道場に到着しましたが、
笑顔でのお出迎え、要所要所での懇切丁寧な説明、
休憩を挟みながら無理なくできるペースでの
進行のおかげで、安心することができ
修行内容に集中して取り組めたと思います。
 
一番心に残った修行は、1時間の唱題修行です。
外でお題目を唱えることに対して、
恥ずかしさから抵抗があったのですが、
多くの参拝者が私達に手を合わせて
お辞儀してくださる姿に心が温かくなり、
お題目終了後には
自然と心が解放されているのを感じました。
 
他にも清々しい空気の中での荘厳な朝勤、
瞑想後の心地よさ、アーユルヴェーダでの体質診断、
以前の参加者さんがおっしゃっている通り
美味しいお食事(お味噌汁は両日ともおかわりしました!)、
そして、鈴木さんからの温かいお言葉...
限られた時間の中で
充実した時を過ごさせて頂きました。
 
これからは、今回学んだことを
日常生活に取り入れて、心身ともに
健康でいられるように心がけたいと思います。
 
最後に、今回の体験修行が
愛犬の供養になるように進めてくださったこと、
心より感謝申し上げます。

お盆を終えて

今夏も師匠寺がある

千葉県へ出向し、

お檀家さんの家々をご供養に

廻ってまいりました。

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足かけ10年滞在した師匠寺、

お世話になったお檀家さん達との再会、

ここは私にとって第二の故郷です。

 

今年は空いた時間を利用して

お檀家さん以外の

千葉県でご縁のある方々の所へ

伺ったり、会えずとも電話でお話したり

濃密な3日間を過ごさせて頂きました。

お世話になった皆さんお一人お一人に

深く感謝しております。

 

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道中、田園では早くも稲穂が頭を垂れていました。

 

皆さん、それぞれ悲喜こもごもの日常生活を送り、

生老病死の波を超えたり、今立ち向かっていたり、

移り変わる人生を営んでおられます。

昨年お会いした方が亡くなっていたり、

長年、独身だった方が

良縁に恵まれていたり、

数年ぶりの再会があったり。

 

そんな日常の節目に、お盆棚を祀り

たくさんのお供え物を並べ、

竹と和紙で作った盆提灯を飾り

お墓にご先祖様を迎えに行く。

家々では、お坊さんを迎え

家族が共に座り、お題目を唱える。

 

連綿と続いているお盆の行事が

どれほど亡き霊の供養と

子孫の健全な精神性に

影響を与えていることか、

毎夏そう感じています。

 

今年もここに記しきれないほど

多くの懐かしい方々とのドラマがありました。

 

「与えるものは、与えられる」

この真理を強く実感したお盆でした。

 

 

 

ルポルタージュ『津波の霊たち』

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本書は外国人記者の視点から描かれています。

この本のテーマは主に二つ。

宮城県石巻市、大川小学校での事故。

もう一つは、東日本大震災以後に

頻発した心霊現象について。

 

大震災の悲劇を感情的に記すのではなく、

客観的に鋭く冷静な指摘と洞察によって

日本社会の様々な「ズレ」を浮き彫りにしています。

 

根気強く歳月をかけ

丁寧に被災者と向き合い、

どちらの立場にも与しない取材姿勢と、

被災された方々の生の叫びに、

圧倒されながら読み続けました。

 

東北の被災地のニュースを聞く機会も

めっきり減り、被災者への支援や心のケアが

これまで以上に置き去りにされている感が

否めない今日、手にとって頂きたい一冊です。

お盆休みにぜひ一読をお勧めします。

 

 

暮らしの手帳

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今春、山形県上山市

親類宅へ伺った際のお茶うけ。

自家製の梅干しに干し柿、漬物に加え

春の山菜が満載でした。

家庭に代々受け継がれてきた味付け、

日本人のDNAが歓喜する絶品でした。

 

身土不二、一里四方の食材を摂取すること、

季節の食材を食べること。

夏野菜は解熱成分を含んでいる。

そんな当たり前のことを

暮らしに取り入れていきたいと

心がけています。