お坊さんの独り言

活動詳細はHP「妙法庵」で検索ください

釈尊涅槃会に寄せて

2月15日は

お釈迦様が涅槃に

入られた聖日とされています。

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お釈迦様のご生涯を

偲びながら

明治のキリスト者

内村鑑三氏の言葉を

思い出したので

記します。

・・・・・・・・・・・・

「この世の中は

 悲嘆の世の中でなくして、

 歓喜の世の中であるという

 考えを我々の生涯に実行して、

 その生涯を世の中への贈り物として

 この世を去るということであります。

 

 どれだけ多くの金を稼いでも、

 どれだけ大規模な事業を成しても、

 どれだけ立派な文学を著しても、

 それを成した人の人生に比べれば

 小さいものです。

 

 本当に素晴らしいのは

 その人が起こしてきた

 人生そのもの、

 失望や逆境や不幸の中でも

 諦めず耐えて成しえた

 その人が生きた軌跡、

 それこそが『後世への最大遺物』

 なのです。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 ふと、

 ジャニス・イアンの名曲を

 思い出しました。

 映画『復活の日』のテーマです。

 ラストシーンで主人公が呟く言葉、

 「life is beautiful…」 

 お釈迦様も涅槃の際に

 同じ言葉を呟かれたそうですね。

 

 

 

 

丸山御上人様のご逝去

出会いは人生を彩ります。

日本山のご出家・丸山御上人様とのご縁も、

尊い一つのお出会いでした。

中央の方が丸山御上人様です。

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出家前の丸山御上人様は

植木職人を生業としながら

日本山のご信者さんとして

お題目信仰に励んでおられました。

 

13年前に発心され、

牧野御上人様を兄弟子に頼み

出家得度されました。

得度式の4月28日・日蓮聖人様が

初めてお題目開宗宣言された聖日

 

その日、兄弟子の牧野御上人様は

核廃絶の行進でNY国連本部に向けて

大行脚の道中であり、私もその一員として

同行しておりました。

 

アメリカの大地から昇り来る

ご来光を拝んでいる最中、

丸山御上人様から得度式を受けます

との国際電話が入り、

牧野御上人様と喜びを分かち合った

思い出があります。

 

出家後は、厳格かつ情の篤い

兄弟子と生活を共にしながらの

ご修行が始まりました。

 

ある日、道場にお邪魔すると

背筋を伸ばしてノートに写経を

しておられました。

7万文字もの法華経の全漢文、

併せて書き下しも写経されていて

驚きました。

膨大な文字数です。

私も真似して写経を始めましたが

すぐに頓挫しました。

やったことのある者なら分かる分量です。

 

今回のご葬儀後、

日蓮聖人様の御書も振り仮名付で

書き写しておられた事を知りました。

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書き写したノートは

古い御袈裟の生地で

丁寧に表装されていました。

いくつもの写経ノートは

修行の足跡であり、御上人様の人格を

如実に表しておりました。

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裏表が一切ない

欲得を離れたお方でした。

私の親の年齢でしたが、

冬場のお断食ご修行も

薄着で背筋を伸ばし

崩れることなく、

朗々とお題目をお唱えに

なっておりました。

 

今回のご逝去は突然でした。

様々なタイミングとご縁で

荼毘には牧野御上人様と私が立会い

二人でお骨を拾い上げました。

誰もが認める大往生でした。

 

ご葬儀には道場を埋め尽くす

大勢のご出家やご信者さん、

市民運動の方々が参集くださいました。

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丸山御上人様のお人柄にふさわしい

穏やかで清々しささえ覚えるような

温かいご葬儀となりました。

 

ご逝去からご葬儀まで、

私も浅からぬご縁のあった者として

お手伝いに立ち会ってきましたが

あらゆる場面が人間ドラマの連続でした。

静かな感動を受けながら。

 

「人は生きたようにしか

 死ねないものだ」

そんな言葉が浮かびました。

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喪主でもある牧野御上人様の

会葬礼状を、ここに謹載いたします。

 

「南無妙法蓮華経

 丸山上人の想い出

 

 丸山上人は13年間の出家生活を終えて

 お浄土へ旅立たれました。

 丸山上人は、お会いした人が誰しも

 感ずるように、柔和・誠実の人でありました。

 怒りの顔を見せたことがない人でした。

 人の悪口を言うのを聞いたことがありません。

 

 それに較べて、兄弟子となった私(牧野)は

 粗野で、短気で、怒りっぽいという性格です。

 丸山上人は、ひたすら耐え続けた13年間でもありました。

 

 けれども、私も又、単刀直入、率直、正直という

 性格のまま、丸山上人と格闘した13年間でもありました。

 

 1年たち、2年たち、3年経過する中に、

 彼の内に、信仰の喜びが育つのが私には観て取れました。

 丸山上人は文字の素養が薄い人でありました。

 鈍根な人でありました。

 けれども、その分、悪知識にごまかされること無く、

 心で判断できる人でありました。

 

 宗教の肝要(目的)は、

 三世(過去・現在・未来)を生きる

 お命の発見であると私は思っています。

 丸山上人は日々お唱えするお題目の功徳によって、

 その本来のお命に芽ざめて行ったと思います。

 

 丸山上人は、ひと月に数日、止住する群馬県西岡道場にて

 1月19日、一日の眠りにつくが如くに

 忽然として遷化されました。

 

 ご苦労様、丸山上人。

 また、お出会い致しましょう。丸山上人。

 さようなら、丸山上人。

 ありがとう、丸山上人。

                 平成30年2月12日

                    牧野行揮 合掌

丸山裕市上人御霊前

(行忍院日裕上人)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お金の法則

あるお坊さんが

お寺を建てるために

建立資金・一億円を

稼ぎ始めたそうです。

 

お葬式や法事、

ご祈祷やお祓いで

稼ぎまくって

一億円が貯まりました。

かなり、強引なお布施の

要求もしたことでしょう。

 

その途端、

娘さんが原因不明の

病気を発症したそうです。

 

方々の有名な病院で

高度な医療を受けさせ

その治療費で一億円が

尽きた頃、

病気が治ったそうです。

 

私が20代の頃、

僧侶の研修会で同席した

ご住職の実体験です。

 

「自分の心得違いに

 ようやく気付いた・・・」

しみじみと語る

ご住職の表情が

今も忘れられません。

 

「そんな事があるのかなあ?」

当時の私は思いましたが、

様々な実体験を経てきた今、

怖いくらいに

よく分かります。

 

お金は人間の形を変えた

エネルギーですから、

法則に外れた扱いをすると

如実に結果が現れます。

 

身の丈を超えた

お金を稼いで蓄えても

病気や事故、

盗難や思いもよらぬ出費で

出ていくものです。

 

その出費を

損したと認識するのか、

厄が出ていって

正常な所得に戻ったと

安堵するのか、

そこに品性が問われますね。

 

奪い合えば

足りない、

分け合えば

余る。

 

立春の節目に

そんなことを想いました。

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188の神々・御岩神社(日立市)

妙法庵から車で20分、

近年、県外からの参詣者も

急増している神社です。

パワースポットとして

マスコミにも取り上げられ

一躍有名になりました。

http://www.oiwajinja.jp/

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遥か縄文時代から

この地で祭祀が

行われていたそうです。

神仏混交の名残で

山門には仁王様が

鎮座しています。

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樹齢500年を超える

三本杉。

一つの幹から枝分かれしています。

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伊勢神宮を超える

188柱の神様が

山内に勧請されています。

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神社裏手から

登山口が続く

かびれ山。

現在は積雪で禁止ですが

頂上の岩屋や、眺望も

お勧めです。

 

境内に入ると

清々しい雰囲気に包まれる

ご神域です。

 

 

妙法庵の田畑にて

今日は、妙法庵で田んぼ仕事でした。

土手崩れ防止の土嚢をつめたり、

田んぼの藁を肥料として畑に運んだり。

 

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田の藁にスズメが集まっていました。

稲もないのに、なぜ?と

藁を掬ってみると・・・

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落穂の籾がありました。

さすがスズメ!、目の付け所が違います。

 

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土手にはスミレが咲いてました。

摘み草も種々生えていて、

寒い中にも確実に春の芽生えを

始めていますね。

 

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畑には「冬しらず」の群生。

マイナス10℃にも耐える草花です。

花はサラダとして食用できるそうです。

食べたことないですが・・。

 

足元の自然に注意を向けてみると

みんな黙々と逞しく生き抜いてますね。

誰に教わるわけでもなく、

自分の命を全力で発散している。

こざかしい人間どもなんか、

敵わないなあと思います。

 

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 齢15歳のチロも

全力で声を発散して、ご飯を催促する今日この頃です。

 

 

 

 

 

妙法庵、新年信行会

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本栖湖より拝む富士山。

いつ見ても富士山の雄姿は

いいですねえ。

 

その雄姿を横目に見ながら

車を飛ばすこと300キロ。

茨城県妙法庵のお経と法話会へ。

途中、ひたちなか市

茨城名産・干し芋を買いました。

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紅はるかの丸干し。

ねっとりして、

うめえ~です!

もちろん、定番の

平干しもおススメです。

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毎年、生産農家さんへ

直接買い付けに伺います。

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ビニールハウスの中に

干しています。

土埃がたたないように

藁を敷き、麦の葉が伸びています。

ちょっとした手入れですが、

商品管理には大事なことですね。

 

こちら、河野さんの干し芋

全国から注文殺到の人気だそうです。

注文したい方は、メールを下されば

住所をお伝えします。

手間隙かかっているので、

お値段はそれなりですよ。

 

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新年最初の信行会。

恒例の初祈祷と福引を行いました。

今年も皆さんの元気なお顔を拝見し、

少人数ながら穏やかなお経会ができました。

 

細々ながら信行会を続けている理由、

それは信仰の文化をつないでいきたい、

その一言に尽きます。

 

信仰の側面を「文化」と位置づけた時、

それは生活の根底になります。

 

神仏を尊ぶ、手を合わせ礼拝する、

読経をして法話を聞く、

たまにはご祈祷も受ける。

 

その経験が精神の豊かな土壌になって

生活のあらゆる場面で活きてくると

感じるのです。

 

お寺や神社に人が集い、宗教行事に

参加するというのは、社会の安全弁だと

思うのです。

 

その一端を、妙法庵も担っていきたい。

その想いで10年以上続けています。

次回は3月25日、春のお彼岸ご先祖供養会です。

どうぞ、お気軽にご参加ください。

 

 

 

 

 

寒い冬には小豆粥

しばれますね・・・

 

小豆粥といえば

小正月の食べ物ですが

昔の方は1日と15日、

日を決めて食べていたようです。

 

小豆は血液をきれいにして

余分な水分を排出させる効能があります。

便通にも良いそうですよ。

 

玄米と相性が良いので

私は玄米小豆粥にして食べています。

消化がよく、体が温まりますよ。

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玄米1合に生の小豆おおさじ一杯。

一晩、水につけてから

炊飯器のお粥モードで炊くだけです。

出来上がりに、すりゴマをかけて

お召し上がり下さい。

 

お釈迦様も風邪に冒された時、

小豆粥を召し上がって治療されたとか。

 

温かい滋養食で寒波を乗り切りましょう!