お坊さんの独り言

活動詳細はHP「妙法庵」で検索ください

語り継がれぬ人々こそ、語り継がれる

一般論ながら、

体験として思う事。

お坊さん、住職の印象って

おおむね良くありません。

 

街中を衣姿で歩いて

向けられる視線、

人によっては蔑むような視線。

または太鼓を打って祈り歩いて

いても、会釈する人どころか

目を合わせようともしない。

会釈して欲しい、のではなく

そもそも、それが

お坊さん全体に対しての

世間の「意見」なのだと

感じます。

 

衣姿でなく、

野良着で泥だらけになりながら

農作業していると

見知らぬ人でも会釈して

通り過ぎます。

通学路に面しているので

小学一年生達が

『大変そうだね〜』と

声をかけてくれる事もあります。

 

そういう事なんだろうな、

と思います。

それが分からない

お坊さんが多すぎます。

 

子供の頃、

土にまみれ、牛糞を肥料として

田んぼに撒く作業をしてると

帰宅中の子供たちから

笑われたものでした。

今でも農業というだけで

一段下に

接してくる人もいます。

 

運送ドライバーの方が

底辺の仕事と蔑まれたり

煽られたりするんです、

とツイートしてました。

 

けれど、世の中は

そんな方々の汗と涙、

悔しさや悲しみによって

支えられている。

 

だから、この歌が

沢山の方に支持されるんだと

思います。

コメントの一つひとつが

名住職の説法よりも

心に響きます。

https://youtu.be/mBYmBjLcn_4?si=SXPU-qjEb2XL9Z0J

 

 

 

 

春の野に出でて

「山林に入ると

 体調が良くなる。」

古老の言葉に

とても納得した思い出が

あります。

 

体調、というか

気分がすぐれない時には

野に出ます。

今、スギナが全盛です。

 

今年もスギナ茶用に

沢山摘みました。

陰干しして、乾燥させます。

利尿作用、血液浄化、デトックスに効能あるそうです。

 

田んぼに播いたレンゲ草が

華やかに彩っています。

私が小僧時代に暮らした房総半島の町では

レンゲ祭で毎年賑わっていました。

ミツバチも集まってきます。

中央に見えますか?

レンゲ蜜は、控えめな甘さで

美味しいですね。

畔の草も伸び放題、

いよいよ草刈り機が大活躍する

季節到来です。

 

団体参拝の募集

神奈川お経の会では

皆さんからの要望もあり、

5月に日帰り寺院参拝を行います。

5月28日(火)午前11時からです。

神奈川県内の日蓮宗寺院を参拝します。

紹介は追ってご連絡しますが、

参加ご希望の方は5月20日までに

ご連絡ください。

お開帳や法話など、個人の参拝では

受けることが出来ない貴重な機会ですので

近隣県外の方も、お誘いあわせ

どうぞご参加ください。

妙法庵の桜

庭のしだれが満開を迎えました。

ご信者さんがお友達を連れて

花見に来られました。

 

大木の山桜も満開です。

 

隣家の古木も

満開でした。

 

私が耕作する田のレンゲ草も

まもなく満開です。

 

山形訪問

親族の葬儀参列で

山形県上山市

行って参りました。

高萩から高速で3時間半、

蔵王連峰には雪が残っていました。

 

帰路、別な親族のお宅に

寄せて頂き、お茶受けの

郷土料理を頂戴しました。

 

山形は山菜が美味しくて

保存食文化が豊かです。

山形の代表的山菜、ハシギ。

油揚げや糸こんにゃくと炒めて

ご飯のおかずに最高です!

 

上山市・名産の干し柿

こちらはチーズと柚子を挟んで

和のデザートテイストです。

 

同じく特産のサクランボ。

酢漬けにしてあり、美味です。

ご近所が集まって、

こういった手作りのをお茶請けを

つまみながら顔を合わす文化があるから、

お年寄りがとても元気です。

人が温かいのです。

 

お仏壇も立派でした。

鴨居にはご先祖様の遺影が並び、

先祖代々の御霊を大切に

ご供養されている姿勢が

一目瞭然です。

神仏を身近な存在として祀り、

子孫はご先祖様と共に生きている、

人間として自然な崇拝を

感じました。

 

地域の共同体を大切に護り、

大地に足の着いた生き方を

連綿と続けている、

山形人の精神性と本当の意味での

豊かさを垣間見た訪問でした。

 

 

降誕会

4月8日は

お釈迦様のお誕生日だそうです。

お釈迦様のお舎利(ご遺骨)を祀る

仏舎利塔にお参りしました。

インドのネルー首相より贈られた

仏舎利をお祀りしています。

 

日立市平和台霊園の
山上にお祀りされています。

県内では唯一のお仏舎利塔です。

拝んでいたら薄日が差してきました。

 

人としてこの世に

生を受けることの難さ、尊さを
かみしめているこの頃です。

お釈迦様、おめでとうございます。

そして、有難うございます。合掌九拝

 

 

 

 

 

神奈川県お経会・春彼岸法要

恒例の卒塔婆供養法要。

皆さん幾本もの卒塔婆を申し込まれ

沢山のお供え物をして

有縁無縁の諸霊に対して

ご供養申し上げました。

今回は自我偈の訓読を読誦、

いつも真読(漢文)で読誦しているので

新鮮な感覚でした。

皆さんの声も朗々と響き渡っていました。

 

 

神奈川お経会の皆さんは

法華経信仰に篤い方々なので

手を合わせる気持ちが一段と

強いですね。

場の雰囲気が一気に

まとまっていくのが

感じられる集いです。

 

いつもながらお茶っこも

和やかな中、皆さん笑顔で

お帰りになられました。

次回は5月開催予定です。

ご参拝、有難うございました。