お坊さんの独り言

活動詳細はHP「妙法庵」で検索ください

7月27日午後7時 ほうろく灸祈祷会

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夏限定の祈祷会です。

東洋医学智慧と加持祈祷が

見事にコラボした、心身を調える養生法です。

 

いつも法話会に参加くださる

店長さんのバイク屋さんを会場に

行います。

夜7時からなので、お仕事帰りに

スッキリして猛暑を乗り切ってみませんか?

場所は山梨県甲斐市になります。

ご希望の方は事前に予約をお願い致します。

ks-yamanashi1.sblo.jp

アーユルヴェーダ講習会

インドの叡智・アーユルヴェーダ

「生命の科学」と呼ばれ、

健康的なライフスタイルや

精神性・宗教性の向上にいたるまで

実践を通して体現していく分野です。

お釈迦様も実践され、

修行生活の基礎になっています。

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千葉県鴨川市・釈迦寺にて毎月開催される講習会に参加しました。

ご住職は私にとってヨガの先達であり、

奥様はアーユルヴェーダの先生でもあります。

僧院生活を自らも実践し、

一般の方々にも分かりやすく伝えておられる

数少ない貴重なお寺です。

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午前中はマインドフルネスを中心に

認知の問題で悩むことについての座学。

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講義の後は、陰陽に基づいた調理実習。

旬のお野菜を中心に、健康的なお昼ご飯を作ります。

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ニラの先端は陰が強く、身体を冷やすので

むしり取ってから調理します。

目から鱗の実習です。

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夏野菜とコンニャクの煮物、

とうもろこしのてんぷら、

カボチャの種のてんぷら、

ニラの卵とじ、

夏野菜のサラダ、

三分つき米と麦のご飯、

砂糖は一切使用しません。

醤油とお塩、良質の油だけで、

十分甘い煮汁が出ます。

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食後は、日本人に合った

食べ合わせと薬味の講義。

七味唐辛子は

「食べる漢方薬」だそうです。

「山椒・麻の実・黒ゴマ・チンピ・紫蘇・芥子の実・青のり」

味噌汁などに入れて、毎日摂取しているという

参加者もおられました。

 

講義の後は、ヨーガと瞑想の実習があります。

今回も学び多き一日でした。

この学びを私が主催する修行会や

法話会を通じて、広く一般の方々に

伝えて参ります。

 

釈迦寺さんでは、

アーユルヴェーダの出張講義も

行うそうなので、ご興味のある方は

お気軽にご連絡ください。

 

7月29、30日お断食会参加者募集

◎お断食の会(1泊2日)

断食明けの玄米小豆粥
(断食明けの玄米小豆粥)
 
身延町・久遠道場にて開催します。
今回はショートバージョンです。
29日午後3時集合~30日午前10時頃解散。
参加費5000円となります。
現在、女性一名申込です。
 
水分補給は自由に出来ます。
瞑想や読経、ヨガなどを体験しながら
静かに自分の内面と向き合う2日間です。

 

『もし、身体のどこかに不調をきたしたら

 まずは食べることを断ちなさい』

 2500年前、お釈迦様自らが実践し

 健康を取り戻した養生法です。

 

現代人は、食べ過ぎです。

情報も取り過ぎです。

感情も乱れっぱなしです。

 

断捨離の実践は、まず「食」を断つことから。

 

大丈夫、一日食べなくても死にません。

 

生命を脅かす断食という行為に

体内は「何とかしなければ」という

生きる芽を生じさせます。

自らをロスのない身体のしくみに変え、

生命力が強まり、体調が良くなります。

 

お腹が空くと、グーグー鳴ります。

その時、モチリンという消化管ホルモンが

分泌されるといいます。

 

このモチリンは脳内を活性化させます。

脳内の栄養源はブドウ糖が約20%で

あとはケトン栄養(脳を活性化させる物質)です。

断食をするとケトン体が増えるので、

頭が冴え、精神が鋭敏になります。

 

丸一日、食を断ち、

ネットや普段の人間関係から離れ、

山深い身延の聖地で、自分自身と

向き合ってみませんか?

心身の浄化以上の

「何か」が見つかるかもしれません。

 

そして食べなかった分の食費を

募金して善行の功徳を積みませんか?

 

申込締め切りは25日です。

ご不明な点など、お気軽に

お問い合わせ下さい。

 

葉上の露

この度の西日本大水害、
被災地外に暮らす人々ができることは
感情に流されず、今できることを
いち早く実行に移すことだと思います。
私も僅かながら義捐金を送らせて頂きました。

 

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高萩市高戸小浜海岸、
日本の渚100選の一つであり、
子供の頃、課外授業や海水浴で
よく戯れた海岸です。

 

田んぼの草刈作業で汗だくになった
身を涼むため、久しぶりに訪れました。
潮の香りが懐かしい思い出を
蘇らせてくれる場所です。

 

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この風光明媚な海岸も
荒れ狂う津波の際には、
脅威の海と化けるのでしょう。

災害と平穏を繰り返し、
悠久の時間を刻んできた大海原。
それに比べると
人間の寿命なんて、
本当にあっと言う間だなと思います。

 

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奇跡的な確立で授かった命、
有難くも今、無事に存在している我が命。


大切な命だから・・云々と説教がましく
言うつもりはないし、人から言われる筋合いでもない。
葉上にある露のような命を
今日も一日生き抜いた、
その事実を積み重ねて
生きたいと常々想うところです。

 

23年前

 

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23年前の3月、

大学卒業と同時に私は仏門へ身を投じた。
その年の1月、関西では阪神大震災が発生し、

日本中が震えていた。

東京で下宿していた私は卒業前の春休み、
法衣やお経本を揃える費用捻出に、
工事現場でアルバイトをしていた。


バイト終了後、近くの銭湯へ入り

脱衣場のテレビを見ていたら
東京の地下鉄で

大変な騒ぎになっている映像が流れてきた。


年明け早々、二つの大きな暗雲が日本を覆っていた。

 

私が小僧生活を始めた山寺は当時、
駆け込み寺としてワケありの人達が
お寺に出入りして共同生活を送っていた。

その年、オウムを脱退した若者が
支援者や保護者と一緒にお寺にやってきた。
洗脳が解けたので、社会復帰する前の

リハビリにお寺で生活させて欲しい

との事だった。

 

同世代の彼に境内を案内しながら、

色々お話を聞いた。
人生について真剣に道を求めている
実に真面目な青年だった。
仏教にも詳しく、私などタイトルしか知らない
高度な注釈書や経典を読み込んでいた。
知識量と読解力は相当のものだった。

 

でも、彼は疲れていた。
求めても得られない人生の目的に
やるせなさと寂しさを漂わせていた。

そして、洗脳が解けたとはいえ
常人とは違う、印象的な目つきに

彼が辿ってきた宗教遍歴を感じた。
結局、彼はお寺に住み込むことなく

その日に帰っていった。

 

オウム=宗教=仏教=怪しい、怖い
オウム=ヨガ=怪しい、怖い
というイメージが歳月と共に薄れてきた頃、
ご縁があってヨガを学ぶ機会に出会った。

 

世間では西洋からの影響で

ヨガブームが盛り上がりを見せ、
怪しいイメージは払拭されてきた時期だったけど、
ヨガの講座や教室でも何かしら、

オウムが話題に出ることはあったし、

かつて教団に入信していた、という人を
目にする機会もあった。

 

そういえば、オウム信者が何故、日本のお寺へ
宗教を求めに行かなかったのか?という問いに
「お寺は風景でしかなかった」と返した言葉。

その言葉だけを切り取れば、

頷く日本人も結構いたことと思う。

 

今日、死刑が執行されたという速報を耳にして
23年間の歳月が心を駆け巡った。

 

思うこと、書きたいことは、
色々あるけれど、私の独り言は

ここまでにしたい。


夕方の勤行で、深く手を合わせた。

 

 

 

 

身延山ご廟所

日蓮聖人のお墓、御廟所です。

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久遠道場に滞在中は、

毎朝4時半に道場を出て

太鼓を叩きながらお参りに行きます。

体は眠いのですが、

澄んだ深山の空気を吸うと

元気が出ます。

 

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鹿やカモシカ、猿に遭遇することも

しばしば。

日蓮聖人のお手紙にも

猿の鳴く声、とありますから

動物の生態は700年前と変わらないのでしょうね。

 

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日蓮聖人がお住まいになった

お寺の跡地と伝えられるご草庵跡。

身延山久遠寺発祥の地ですね。

一面の苔が美しい跡地です。

 

ご草庵の正面に方位磁石を置いたら

真東を示しました。

東は日蓮聖人の生まれ故郷、

千葉県小湊の方角に当たります。

 

猛暑の中、凛とした涼しさを感じる

聖地です。

どうぞ、お参りください。

 

 

 

 

北杜市・身曽岐神社 夏越の大祓(なごしのおおはらえ)

6月30日は、暦の上で大祓です。

毎月、古事記の勉強に伺っている

神社へ参詣してきました。

大祓といえば「茅の輪くぐり」ですが

分かりやすい解説ブログがあったので

下記をご覧下さい。

「大祓」とは?茅の輪くぐりの由来と意味、くぐり方について。

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原始仏教には無い捉え方と行事ですが、

日本は「穢れと清め」を重視する国であり、

日蓮宗にも似たような行いがあるので

日本人の宗教性を知る上で神道

避けて通れません。

 

一般的な神社では

参詣者が儀礼的に

茅の輪をくぐるだけですが、

身曽岐神社の大祓は、

参詣者一同が祭殿にて

共に神事を行うのが特色です。

今回参加した一番の魅力です。

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祭殿ならびに祭事は

撮影禁止、

参詣者は県内外から100名を

超えていました。

祭事は一時間ほど、

配布された祝詞を一緒に唱えたり、

人形の紙に息を吹きかけ、

己の穢れを移し、それを葦の船に

乗せる儀式など、

実に素晴らしい祭事でした。

 

張り詰めた緊張感、

参詣者の凛とした美しい拝礼、

そして神殿内に響き渡る

祝詞の合唱。

 

神様の名前を

太鼓に合わせて発声するのですが、

緩やかな唱えから次第に早くなり、

身体全体から搾り出すように

叫びの発声になって、また緩やかに終るという儀式。

腹の底から叫ぶ祝詞によって、

穢れが吹き飛び、清められそうな迫力でした。

これは、日蓮宗にも唱題行という

お題目を緩急で唱える行法があり

大変、興味深い体験でした。

 

また、神主さんの発声に応えて

我々参詣者が「オーゥ」と低音で

発声する儀式。

これ、ヨガでいうところの

「オーム」という聖音です。

原始仏教でもバラモン教の影響を受け、

お経の始まりに「オーム」の聖音を

唱えていたといいます。

日本ではオームが

「阿吽の呼吸」の「あ・うん」となり

仁王様や狛犬が左右で「阿吽」の口をつくり、

物事の始まりと終わりを示すようになりました。

 

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汗をかくほどの祭事が終わって、

直会のお神酒をいただき

御札と神選米のお下がりが配られました。

神主さんや巫女さん達が

実に親切に、かつスムーズに

参詣者を誘導して下さいます。

身曽岐神社はホスピタリティが徹底しており

県内の初詣客第一位の理由も頷けます。

 

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参詣者解散の後、

穢れた人形を乗せた葦の船を

水に流す儀式を執り行い

無事、大祓が終了しました。

 

神主さん達も参詣者も

気の緩みがない

張り詰めた緊張感、メリハリのある儀式、

掃除が行き届き清められた境内、

参詣者の敬神が表れた礼拝、

大音声の祝詞、礼儀と品格の良さ、

神主さんや巫女さんの本気度、

開式前に宮司さんが語られた

口先ではない、信仰の言葉。

学ぶべきこと多い大祓でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

行います。