東日本大震災以来、毎年3月11日には、
復興祈念の行脚を続けております。
茨城県内では66名の方々が亡くなられました。
お一人が未だ行方不明の状況です。
仏教僧のはしくれとして何も力になれませんが、
地元住民の役目と責任として11年間、
毎年同じルートを太鼓を叩きながら行脚しております。
駅前で休憩していたら、
ウクライナの国旗と「NO WAR」を貼り付けた
ステップワゴン車が停まり、
派手な衣装を着た数人の方々が楽器を打ち鳴らして
さっそうと次の場所へ去って行きました。
私の行脚も同じもんかな?と彼らを見ながら思いました。
いわき駅まで電車移動中、
訛り言葉の女子高生達がにぎやかに
乗り込んできました。
震災当初は幼稚園児ほどの年齢だった彼女たちが、
この福島の地で無事に成長し、
日常を謳歌している姿が微笑ましかったです。