今回は、大阪府と長野県から
3名の方が初来山、共にご修行しました。
ネット検索で申し込まれた方々です。
2日間ともに秋晴れに恵まれ、
気持ちの良いご修行ができました。
修行会では仏様への礼拝を丁寧に行い、
お題目を沢山唱えます。
能書きより、徹底した修行の実践を
重視して行います。
皆さん、お題目の檀家でも信者でも
ないのですが、大きな声で沢山唱える
唱題が新鮮だったようで、
それぞれに良いご修行だったようです。
そして久遠道場では、皆さんと腹を割って
自由に座談できる時間を大切にしています。
毎回、参加者が口々にこぼします。
「ここみたいに自由に話したり、
聞いてもらえるお寺さんがあまりに少ない」
一期一会のご縁で伺う
参加者の来し方のお話には
生きることの重みと深さを
毎回感じ入ります。
宗教離れの昨今といいながらも、
人生の暗闇の中で、
仏教に関心を持ち、
救いの光明を求めて
真摯に道を求める方々が
世間には沢山おられます。
その求めにお寺やお坊さんは
いかに応えるのか、
改めて責任の重さを感じます。
プールの縁で、クロールの泳ぎ方を
指導書片手にいくら力説しても
実際に水へ飛び込まなければ、
泳ぎは上達しません。
道場では、一緒に水に飛び込みます。
仏教の修行法、僧侶の生活リズム、
その叡智を直球で世間の皆さんに提供し
共に実践しています。