お坊さんの独り言

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七面山頂より八紘嶺ルートの登詣

ご縁ある方々が企画された

2泊3日の登詣会に参加させて頂きました。

七面山登口はお滝側のルートと

北参道ルートがあります。

古道といわれる北参道

20年ぶりに登りました。

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山中にあるお寺・安住坊では

樹齢数百年の栃ノ木が出向かえてくれました。

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初日は奥の院に宿泊。

翌朝は雨天予報だったので

6時に出発しました。

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奥の院より本社に向かい、

七面山頂までは1時間半の道程でした。

険しいガレ場、これぞ七面の名の由来です。

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これより、八紘嶺を通り梅ヶ島温泉に下りていきます。

七面山には7つの池があるといわれますが、

道中にある三の池・四の池を参拝するのが

今回の目的でもありました。

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御覧のように水は枯れていましたが

独特の雰囲気が漂う霊場でした。

皆さんとお経・お題目を唱え終わると

雨が降り始め、土地の神様が喜んでおられるようでした。

そして、八紘嶺を目指したのですが

台風の影響で巨木の倒木数が凄まじい状況なのです。

 

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ところどころ木に巻いている

ピンクのテープを道しるべに進んでいくのですが

その木自体が倒木して方向が分からず、

スマホGPS機能も途中から分からなくなりました。

本降りで太陽の方向さえつかめず、

同じ個所を一周するという事態でした。

私自身は山に関して全く無知でして、

同行三人の知恵と経験のお陰で

遭難せずに済んだようなものです。

山の怖さを初めて体験しました。

皆さんの判断で、八紘嶺に向かうのは

断念し、安全を優先して引き返しました。

帰りはお滝側参道を下山して

夕方、無事予約していた梅ヶ島温泉

到着、11時間の登山でした。

温泉と夕飯が格別だったのは

言うまでもありません。

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3日目の朝、梅ヶ島から身延方面へ

帰路の道中写真です。

 

梅ヶ島方面から八紘嶺に登れば

四の池にたどり着けるようです。

今回、四の池までは

叶いませんでしたが

これも神様の計らいであり

それ以上の経験が出来たことを

嬉しく思っています。

 

この場をお借りして

事前調査から準備に奔走くださった

3人の方々に

心より御礼申し上げます。