お坊さんの独り言

活動詳細はHP「妙法庵」で検索ください

半農半僧の日々

この春から稲作を始めています。

兼業農家なので子供の頃から

手伝ってはいたのですが、

あまり積極的に関わってこなかったので

(子供の頃は、農作業が嫌いでした。

同じ気持ちの農家の子供は割と多いかも?)

手順が分かりません。

なので、父親に請いながらの素人稲作です。

f:id:myohouan:20200620161536j:plainラクターで田耕し後、肥料を振りスタートです。

ずっと稲作に専念できないので、

苗は購入、田植えやクロはり、稲刈り作業は

農業法人に依頼しての機械作業です。

今年は赤字覚悟の稲作となります。

 

f:id:myohouan:20200620161717j:plain

f:id:myohouan:20200620162013j:plain

一本の苗が幾倍もの稲穂に分けつします。

籾2粒が、大盛りご飯1杯分ほどの

米粒を実らせるそうです!

 

f:id:myohouan:20200620162250j:plain

田植え直後の風景。

この数年、減反で近隣の田んぼは

休耕し、飼料用大豆を作っていました。

今年から農業法人が借り受けて

全部の田んぼを作付けするので、

数年ぶりに水田風景が甦りました。

水田は、広大な保水能力を持ちますので

自然環境にも良い影響を与えることでしょう。

 

f:id:myohouan:20200620162758j:plain

田んぼの神様に敬意をこめて、

幣束を立てました。

f:id:myohouan:20200620163502j:plain

苗を神棚にも供え、感謝と豊作を祈ります。

 

f:id:myohouan:20200620162921j:plain

f:id:myohouan:20200620163215j:plain

6月20日現在、順調に育っています。

太陽の光を浴びて成長する苗は、

我が子のように頼もしく感じます。

水田は美しい、日本人の原風景ですね。

半農半僧のような生活ですが、

楽しみながら農作業に取り組んで参ります。

 

コロナ自粛期間に、都心部でも

家庭菜園を楽しむ人々が増えたそうですね。

大地に足をつけて、食料自給する傾向が

一層すすむことを願っています。