営まれた歴代住職の法要に、お手伝いもかねて
参詣させて頂きました。
お断食修行などでお世話になっている
牧野御上人様が兼務されているお寺です。
お御足が不自由な御上人様なので
荷物の搬入や高所の飾り付け、車移動などを
お手伝いさせていただきました。
今回は初代の猿山御上人様、猿山庵主様、
新田御上人様、そして牧野御上人様と同行されていた
丸山御上人様の追善法要でした。
丸山御上人様とは生前から色々とお世話になり、
仏縁の催すところなのか、丸山御上人様の
火葬供養も牧野御上人様と私の二人だけで
営みました。
色々な事情で、ゆっくり衣に着替える時間もなく
作業着の上から簡素な法衣をまとい、スニーカー姿のままで
火葬供養を行ったのが2年前のことです。
でも形式に拘らず、真心を優先した
印象に残る火葬供養だったと記憶に残っております。
今回も関東近郊からご縁のあるご信者さまや
ご出家のお坊様が集まり、盛大にお太鼓を打ち鳴らして
お題目を高唱いたしました。
一般的にはお経をメインに唱え、お題目はほんの数分
という法要が多いのですが、日蓮聖人の宗教は
本来、お題目が中心です。
お題目が正行、お経は助行といって
お題目にお釈迦様の功徳の全てが
込められているので、日本山でも
お題目を中心に唱えます。
実に荘厳であり、清々しい雰囲気が醸し出されます。
法要やお斉が終了し
皆さんがお帰りになった直後に
氷雨が降ってきました。
正しい行いには、仏天が
必ずご守護してくださるものです。
御歳90を越える導師ご上人様の
御法話も、深い信仰心から発せられる
お話でした。
本物が少なくなった現代の宗教界において
筋金入りのご修行を積んだ
ご出家の存在は、濁世に光る一筋の光明です。
前日から群馬入りした
お手伝いの御上人様が
掃除から荘厳準備までお手伝い頂き、
当日も早くからご信者さんが
台所関係に奔走くださり、
皆さんの心が寄せ合った
実に尊い法要でした。
実に尊い法要でした。