今年も師匠寺のお盆で
檀家さんのお宅へ御経廻りに
3日間出向しました。
出家以来24年間、
毎年伺っているので
もう親戚のような感覚です。
初めて伺った時に
ヨチヨチだった女の子が
今ではOLさんになって
お茶を出してくれたり、と
嬉しい時の流れを感じるひとときです。
ご家庭の状況もある程度
伺い知っているので、
お互いの近況を話し合ったり、
お悩みをお聞きすることもあります。
以前、リベラルな方から
「お盆のお経回りは、
お経の配達と、
お坊さんの稼ぎでしょ」
と揶揄されたことがありますが
こうして、長年お檀家さんと
真摯に向き合ってくると
決して、そのような事ばかりではないと
断言できます。
そこに信頼関係があるかどうか、
そこにお盆供養を通して
結びあう人間同士の
温かさがある、と実感するのです。
ご先祖様の供養を通して
私自身が救われる想いがした
お盆の期間でした。