黄金の巨大な塔。
仏舎利塔のような建物で
以前から気になっていました。
過日、初めて行ってみたところ
産業災害により殉職された方々を祀る
「高尾みころも霊堂」であることが分かりました。
昭和47年に労災保険法施行20周年を記念して
建立したそうです。
毎年秋にご遺族をはじめ政財界、
労働団体の代表等を招いて
合祀慰霊式を挙行しているそうです。
高さ45m を超える慰霊塔、
拝観料を納めると
昭和を感じる、品のある内装の
館内各階に入場できます。
10階の展望室からは
多摩丘陵が一望できます。
昭和36年がピークだった産業災害、
高度経済成長の犠牲となられた
労働者の御霊を慰めようとした
当時の心意気を感じる空間でもあります。
時代は変わっても供養の心を貴ぶ
日本人でありたいと思います。