御修行が終わって、
高萩市・妙法庵へ戻り年末の諸準備。
供え餅を蒸かす薪割りをしたり、
大掃除や農作業などに汗を流しました。
茨城が北限といわれるミカン。
今年は例年以上に
甘く実りました。
柿は外れ年なので、
干し柿も乏しいすだれ模様です。
母が小ぶりの紅はるかで
茨城名産・干し芋をこしらえていました。
竈で蒸すこと3時間、
じっくり時間をかけることで
ねっとりとした甘さが出てくるそうです。
すべては大自然の恵みです。
太陽と土と水があれば、
どこにいても生きることができます。
農的生活をされている方が
おっしゃっていました。
天候不良の影響で
来年は小麦の値段が上がるかもしれない。
代用として米粉パンのニーズが増えるかもしれない。
日本人は米食が命だから、
これからの時代、やはり「米」を生産する必要性は
ますます重要になってくるだろう、と。
食料自給は、誰もが取り組むべき
喫緊の課題でしょう。
大地に足をつけて
汗を流す生活は、
精神性や思考態度をも
健全化してくれます。
都会であっても、道路の道草に
視線を落としてみれば、
その可憐さや生命力に
心が洗われると思います。
お題目が自然と口からこぼれる
恩恵の日々でした。