お坊さんの独り言

活動詳細はHP「妙法庵」で検索ください

大自然の恵み

御修行が終わって、

高萩市・妙法庵へ戻り年末の諸準備。

供え餅を蒸かす薪割りをしたり、

大掃除や農作業などに汗を流しました。

f:id:myohouan:20181213132926j:plain

 

茨城が北限といわれるミカン。

今年は例年以上に

甘く実りました。

f:id:myohouan:20181213133338j:plain

 

柿は外れ年なので、

干し柿も乏しいすだれ模様です。

f:id:myohouan:20181213133509j:plain

 

母が小ぶりの紅はるかで

茨城名産・干し芋をこしらえていました。

竈で蒸すこと3時間、

じっくり時間をかけることで

ねっとりとした甘さが出てくるそうです。

f:id:myohouan:20181213133914j:plain

 

すべては大自然の恵みです。

太陽と土と水があれば、

どこにいても生きることができます。

f:id:myohouan:20181213134011j:plain

 

農的生活をされている方が

おっしゃっていました。

天候不良の影響で

来年は小麦の値段が上がるかもしれない。

代用として米粉パンのニーズが増えるかもしれない。

日本人は米食が命だから、

これからの時代、やはり「米」を生産する必要性は

ますます重要になってくるだろう、と。

食料自給は、誰もが取り組むべき

喫緊の課題でしょう。

 

大地に足をつけて

汗を流す生活は、

精神性や思考態度をも

健全化してくれます。

都会であっても、道路の道草に

視線を落としてみれば、

その可憐さや生命力に

心が洗われると思います。

 

大自然そのものが大曼荼羅ご本尊。

お題目が自然と口からこぼれる

恩恵の日々でした。