平成7年、世界遺産に登録された
夏の終わりに
初めて訪れました。
昭和30年代、ダム建設で多くの集落が水没し、
合掌造り民家も転売や焼却されて、
大正13年には300棟あったのが
昭和36年には191棟に激減したそうです。
昭和46年、萩町区民の総意で合掌造りを
「売らない・貸さない・壊さない」の3原則
を掲げて、今日まで集落は守られてきたそうです。
白川郷付近で食べた
山の芋・自然薯御膳。
出し汁でのばした自然薯と麦飯、
何杯でもいける美味しさでした。
民宿や土産物屋、カフェとして
営業するだけでなく、
世界遺産の現在も
実際に村民が生活している集落です。
屋根の葺き替え作業は
村民総出の「結(ゆい)」によって行われ、
200人ほどの村人によって葺き替えられます。
パンフレットに、こう記されていました。
「結(ゆい)は合掌造りを維持する
大切な人々のつながりなのです。」
日本は広い、まだまだ未知の風景が
全国各所にあります。
多くの観光客で賑わっていましたが
また訪れてみたい、日本の原風景でした。