今夏も師匠寺がある
千葉県へ出向し、
お檀家さんの家々をご供養に
廻ってまいりました。
足かけ10年滞在した師匠寺、
お世話になったお檀家さん達との再会、
ここは私にとって第二の故郷です。
今年は空いた時間を利用して
お檀家さん以外の
千葉県でご縁のある方々の所へ
伺ったり、会えずとも電話でお話したり
濃密な3日間を過ごさせて頂きました。
お世話になった皆さんお一人お一人に
深く感謝しております。
道中、田園では早くも稲穂が頭を垂れていました。
皆さん、それぞれ悲喜こもごもの日常生活を送り、
生老病死の波を超えたり、今立ち向かっていたり、
移り変わる人生を営んでおられます。
昨年お会いした方が亡くなっていたり、
長年、独身だった方が
良縁に恵まれていたり、
数年ぶりの再会があったり。
そんな日常の節目に、お盆棚を祀り
たくさんのお供え物を並べ、
竹と和紙で作った盆提灯を飾り
お墓にご先祖様を迎えに行く。
家々では、お坊さんを迎え
家族が共に座り、お題目を唱える。
連綿と続いているお盆の行事が
どれほど亡き霊の供養と
子孫の健全な精神性に
影響を与えていることか、
毎夏そう感じています。
今年もここに記しきれないほど
多くの懐かしい方々とのドラマがありました。
「与えるものは、与えられる」
この真理を強く実感したお盆でした。