お坊さんの独り言

活動詳細はHP「妙法庵」で検索ください

お盆を終えて

今夏も師匠寺がある

千葉県へ出向し、

お檀家さんの家々をご供養に

廻ってまいりました。

f:id:myohouan:20180817091008j:plain

足かけ10年滞在した師匠寺、

お世話になったお檀家さん達との再会、

ここは私にとって第二の故郷です。

 

今年は空いた時間を利用して

お檀家さん以外の

千葉県でご縁のある方々の所へ

伺ったり、会えずとも電話でお話したり

濃密な3日間を過ごさせて頂きました。

お世話になった皆さんお一人お一人に

深く感謝しております。

 

f:id:myohouan:20180817091627j:plain

道中、田園では早くも稲穂が頭を垂れていました。

 

皆さん、それぞれ悲喜こもごもの日常生活を送り、

生老病死の波を超えたり、今立ち向かっていたり、

移り変わる人生を営んでおられます。

昨年お会いした方が亡くなっていたり、

長年、独身だった方が

良縁に恵まれていたり、

数年ぶりの再会があったり。

 

そんな日常の節目に、お盆棚を祀り

たくさんのお供え物を並べ、

竹と和紙で作った盆提灯を飾り

お墓にご先祖様を迎えに行く。

家々では、お坊さんを迎え

家族が共に座り、お題目を唱える。

 

連綿と続いているお盆の行事が

どれほど亡き霊の供養と

子孫の健全な精神性に

影響を与えていることか、

毎夏そう感じています。

 

今年もここに記しきれないほど

多くの懐かしい方々とのドラマがありました。

 

「与えるものは、与えられる」

この真理を強く実感したお盆でした。