お坊さんの独り言

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目からウロコの七草講座

春の七草を明日に控え、

七草にまつわる野草講座と、

春の七草を使ったお楽しみパンを

味わってきました。

 

こちらは会場に並べられた

講師の鶴岡さんお手製による野草茶。

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七草の一つ、薺(ナズナ)茶を飲みました。

江戸時代にはナズナ売りが行商していたほど、

ポピュラーな野草だったとか。

カルシウムや鉄分が多いので

体力が落ちた時に

スープとして頂くと

元気が出るそうです。

何より利尿作用が強く、

トイレに遠い私でも

すぐに催してしまうほどです!

 

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蘿蔔(スズシロ)は、大根の古名。

大根葉をお風呂に入れると、

ポカポカ温まるそうですよ~

 

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繁縷(ハコベ)パン。

今回の講座は

南アルプス市にある

ルーブル」というパン屋さんとの

共催だったので、

七草や野草を入れた

様々なパンを焼いて下さいました。

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干し柿タンポポ葉を

乗せたパン。

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シギシとベーコンのパン。

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カラスノエンドウのフォカッチャ、

どれも絶品です!

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古来より日本には「若菜摘み」という風習があったそうです。

その風習が変化して室町時代頃に

七草粥が食べられるようになったとか。

 

江戸時代になると、

幕府によって五節句の一つ「人日の節句」が

定められます。

これは人を大切にする日だそうで、

それが1月7日、無病息災を祈って

七草粥を食べる風習が民衆に定着したそうです。

 

その7種類も

現在の七草とは違って、

もっと滋養に沿った種類を

煮込んでいたそうです。

 

「自ら野に出て、

 七草を摘み

 お粥をこしらえて

 頂く工程が大切です」

という言葉に納得でした。

 

目からウロコの七草講座、

新鮮な学び初めの一日でした。