お坊さんの独り言

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宮沢賢治著 『オツベルと象』

耳で聴く名作、

朗読CDにて宮沢賢治の童話に

触れました。

彼の作品は擬音が多用されているので

朗読で触れると味わいが増します。

 

この作品をブラック企業

新入社員に重ねて考察したブログ、

添付させていただきます。

marunanahoshi.hatenablog.com

 

疲労困憊した一日を終えて

「サンタマリア・・・」と

独りつぶやく小象。

 

信仰とまでは云わなくても

その呟きに美しさを感じませんか?

 

名作の根底には

神仏や人智を超えた

大いなる「なにものか」が

テーマとしてあり、

だからこそ心を揺り動かされます。

 

法華信者の賢治ですが、

その枠にとらわれない

自由で壮大な信仰世界に

とても魅かれます。