お坊さんの独り言

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中秋の名月

今日(10/4)は旧暦の8/15日、

中秋の名月十五夜ですね。

旧暦の9/13日は後の月・十三夜。

もともと満月を愛でるという風習は

中国で唐代の頃に始まったといわれます。

 

日本には平安時代に伝わり、

室町の後期にはお月さんに

お供え物をする風習が

始まったそうです。

 

十三夜、後の月は名残の風情があり、

これを愛でる風習は日本だけだそうな。

日本の自然観・季節の美しさに

美意識を表す「花鳥風月」にも

月は欠かせません。

 

十五夜のお月見だけして、

十三夜のお月見をしないことを

「片見月」といって

縁起が悪いともされます。

 

お供え物は十五夜は芋、

十三夜は豆や栗ですので

十五夜は別名、芋名月

十三夜は豆名月とか栗名月

と呼ばれます。

 

インド医学・アーユルベーダでは

十五夜の月光浴をしながら

裸足で大地を歩くと、

体調が整うのだとか。

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特に月の陰性の性質をもつ

女性にお勧めだそうです。

現代人は電磁波に触れまくって

生活していますから、

裸足で大地に放電することで、

文字通りアースの役目を

果たしてくれるのでしょうね。

 

理にかなった暦の文化、

生活のアクセントになりますね。

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